健康だより

心電図検査ってなあに?

2009/06/08

『何の検査?』

心臓病を見つけるための検査です。
心電図検査は簡便な検査ですが、とても多くの情報が得られる検査です。
自覚症状のない病気を発見できる場合もあります。
心臓は収縮と拡張を繰り返すポンプとして働き続け、全身に血液を送りだしています。
心臓が拍動する時に、微量な電気が心臓の筋肉から発生します。
その電気信号を体の表面で捉えて記録したものが心電図です。

不整脈・心臓の拡大や肥大・狭心症・心筋梗塞などがわかります。

 

『どんな人がするの?』

心臓病の人

心臓病の疑いのある人           
・坂道を歩くと、胸が苦しくなる・・・ 
・時々、動機や息切れがある・・・
・めまいを感じる・・・

健康診断:心臓病の早期発見と予防

 

『どうやってするの?』

ベッドに仰向けになり、体の表面に電極を取り付けます。
胸に6ヶ所、両手首、両足首の10ヶ所に電極を付け、12の波形を記録します。
検査は数分で終わり、痛みはありません。

 

『結果の見方は?』

12の波形の変化から、心臓のどの部分に、どういう異常があるのかをみます。
心電図検査は、心臓病の重要な検査法ですが、心電図だけで病気の診断は行いません。
健康な人にも見られる所見なのか病的な異常なのかを鑑別するために、精密検査が必要になることもあります。

↑正常範囲の心電図

臨床検査科