健康だより

再び手軽に行える運動紹介します。(脚・胸部)

2009/08/05

前回に引き続いて、今回もご家庭で簡単に行える筋力トレーニング方法をご紹介させていただきます。今回は前回とは異なる2つ部位(腹筋、大胸筋・上腕筋)のトレーニング方法です。自分の体重を負荷にして行う方法ですので、特別な準備は必要ありません。
筋力トレーニングは、負荷をかけておこなう運動です。効果としては、筋力、筋持久力の向上があります。また基礎代謝の向上により、太りにくい体質になるといわれています。

 

●筋力トレーニングの基本
・大きな筋肉群を鍛える。(大腿部、腹部、臀部、腰背部、胸部)
・12~15回繰り返せるような中等度以下の負荷で行う。
・はじめは1セット、慣れてきたら2~3セット実践する。
・運動中は呼吸を止めない。(声を出して回数を数える。)
・筋力が向上したら負荷を少しずつ大きくする。

■■■脚筋■■■

(初級編)

写真1

写真2

長座の姿勢から右足を90°くらいに曲げ、両手を腰の後ろについて体を支えます。
左足の伸ばしたままゆっくりと膝の高さまであげ、ゆっくり下ろします。
左足の踵を床につけないよう、ゆっくりと10~12回繰り返します。
反対側も行います。

(中級編)

写真3

写真4

椅子に座り両足を肩幅くらいに開きます。身体を前に傾けないように注意し、両足でゆっくりと立ち上がります。ゆっくりと椅子に腰を下ろします。
この動作をゆっくりと10~12回繰り返します。
椅子に動いたり倒れたりして、座り損ねないよう注意して行いましょう。

 

■■■大胸筋・上腕筋■■■

(初級編)

写真5

写真6

机(など)から50~60cm離れて立ち、両手を机のへりにつきます。
両腕をゆっくりと曲げ、胸を机に近づけ、ゆっくりと戻します。
体を直線に保つよう注意しながら、この動作をゆっくりと10~12回繰り返します。

(中級編)

写真7

写真8

床に両手両膝をつき、四つん這いの姿勢になります。
腰を伸ばしながら両膝をゆっくりと曲げ、胸を床に近づけます。
顎を腕の前方につけたらゆっくりと戻します。
顎以外の部分を床につけないよう注意しながら、この動作をゆっくりと10~12回繰り返します。

 

筋力トレーニングを行うのは一日おきくらいでよいですが、結果がでるためには、継続して行うことが必要となります。無理をせず、各自ができる範囲で行うように注意して下さい。

~リハビリテーション科~