健康だより

ウォーキングで健康な体を!①

2010/10/19

透析科から健康のお話で「ウォーキングをしてみませんか」とお話をしましたが、皆様元気に楽しく歩いておられますか。前回、歩くことによって得られる8つの効果のお話をしました。今回は、効果8つの内2つをもう少し詳しくお話します。

※前回もお話をしましたが、慢性疾患などの病気の方は掛かり付けの先生にご相談の上、ウォーキングをして下さい。体への急激な負担は、有効な運動が逆効果になります。

■歩くことによって得られる8つの効果
1.心肺機能が高まる
2.血管を丈夫にする
3.骨を丈夫にする
4.生活習慣病の予防ができる
5.脳の働きを活発にする
6.疲れにくい体になる
7.脚や腰の筋肉を増やす
8.ストレス解消に最適

毎日、最低20分以上歩くことで得られる8つの効果は体に優しい健康法だと思います。多くの方々は、元気で有りたいと思って日々生活をされていますが、その為には「体を少し動かす」元気な体にしましょう。

 

歩くことによって得られる8つの効果の内2つ話します

 

1.心肺機能が高まる

心臓と肺

 歩くことで心筋が鍛えられ、より多くの血液を送り出す事ができます。だから心臓の脈拍回数が下がり心臓の負担が軽減されます。
 血管の弾力性が高くなり、血液の粘りを押さえ血圧を下げ心臓の負担が軽減されます。
 肺の機能は、25歳から30歳をピークに衰えます。肺機能の衰えは息切れ疲労感など日常生活に様々な影響を及ぼします。また、喫煙の方は肺機能低下が早く年齢プラス20歳も老化を早め、慢性閉塞性肺疾患になり、携帯酸素ボンベを必要とする方もありますので、タバコを止めましょう。
 ウォーキングは、手軽な有酸素運動で肺を鍛えるのに有効な手段です。

 

2.血管を丈夫にする

 血管が柔軟さを保ち、血液がさらさらと流れていることは、健康と若さの象徴です。継続的な有酸素運動のウォーキングは、血中に「ブラジキニン」が分泌され抹消血管を拡張させ、血管を鍛えるのに役立っています。
 死亡原因の第2位が心疾患と3位が脳血管疾患で血管による原因の危険性が高く占めています。食生活も要因となっていますが、摂取カロリーを消費するだけ体を動かさない生活習慣が大きな原因であると思います。
 ウォーキングで基礎代謝量を上げ、食べても太らない「体」にしましょう。

 

透析科