健康教室

「糖尿病の食事療法」と「フットケアについて」

2013/04/11

3月22日金曜日、平成記念病院2階講義室にて第4回健康教室を開催しました。
今回は「糖尿病の食事療法」と題して管理栄養士の郷原素子さんの講演と「フットケアについて」看護師の松浦真理子さん・渡部真理子さんの講演、実演をおこないました。

簡単に内容をご紹介しますと...

「糖尿病の食事療法」
食事療法とは、毎日の食生活を少しだけ工夫して病気の発症を予防したり、病気の状態を改善させたり、合併症を発症するリスクを下げることを目的にしています。
ポイントとしては、
1 腹八分目を心がけましょう
2 主食+主菜+副菜をバランスよく食べましょう
3 糖質の「重ね食い」に気をつけましょう
     (糖質の単独摂取は食後高血糖をまねきます)
4 朝・昼・夕を規則正しくとりましょう
5 ゆっくりよく噛んで食べましょう
6 食物繊維を多く含む食品をとりましょう
7 おかずから先に食べましょう
8 間食・アルコールは控えめにしましょう
おかずから先に食べることを「ベジタブルファースト」というそうですよ。おかずから食べることで主食の食べ過ぎを抑える効果があるそうです。

もっと詳しく知りたい方は管理栄養士による栄養指導を行っておりますので担当医にご相談ください。

「フットケア」
糖尿病が進行すると末梢神経障害を併発する恐れがあります。
足先の神経が鈍り、痛さも感じなくなるので怪我をしていても気がつかず悪化させてしまいます。そうならないために、常に清潔にしておくことが大切です。
今回は実際に参加者の方にフットケアを体験していただきました。たらいにお湯をはり、看護師が両足をきれいに洗い、クリームをぬってきちんと保湿しました。爪の切り方なども丁寧に説明があり、皆さん熱心に聞いておられました。

今回で平成24年度の健康教室は終了しましたが平成25年度も引き続き健康教室を開催します。日程・内容は決まり次第お知らせいたします。皆様のご参加お待ちしております。